脱毛施術というものをおさらいしておくと(レーザー脱毛、光脱毛による場合)、脱毛を行いたい箇所に対して、メラニン色素に反応する光を照射し、反応させることで熱を生み出し、その熱が毛の根元に伝わってダメージを与えて行きます。なので、当然のことながら毛が接触している周辺の毛穴にも熱が伝わってしまうわけです。
肌にも熱が伝わる為、脱毛施術の終了後は少なからず肌にも負荷がかかっているのです。負荷としては、熱が加わることによる乾燥や毛穴への刺激、赤い火照りのようなヒリヒリとした症状が挙げられます。これには個人差があり、感じやすい方もいらっしゃれば、逆に感じにくい方もいらっしゃいます。
上記で説明した通り、脱毛後の肌は熱をもっている状態となる為、そこへ更に熱を加えるような行為は極力控えて頂く必要があります。
当店では、脱毛施術の終了後にお肌をしっかりと冷却し、専用のアフターローションで保湿を行っていきます。しかしながら、実はそれだけでは不十分であり完全に肌の熱を除去できるわけではありません。
なので、脱毛施術を終わられた当日からおおよそ3日間はお風呂へ浸かることを控えて頂いております。
脱毛後、更に肌を温める行為を行ってしまうと血流が良くなり、毛穴や周辺皮膚の赤みを長引かせてしまったり、せっかく鎮静していたものが再び赤みを持たせてしまうといったことに繋がります。
日本人は文化的にもお風呂に入ることが習慣化されている割合が高いので、3日間も入られないのは辛いことかと思いますが、脱毛でせっかく肌を綺麗にしようと思っているにもかかわらず、アフターケアを怠り逆に肌トラブルになってしまうのは残念な事なので、極力シャワーを浴びるようにして下さい。
そして、体を洗う際(施術した部位に限ります)にも注意して頂きたいことが、強い力でゴシゴシと擦らない、すなわち「摩擦」をあまり加えないようにすることです。
脱毛後の肌は非常にデリケートな状態にある為、強い摩擦を加えることでヒリヒリとした状態を長期化させる恐れがあります。脱毛部位を洗う場合には極力優しく洗うように心がけて下さい。こちらの場合も3日間程度を目安にして頂ければと思います。
その他の体を温めてしまう要因として挙げられるのが、
・激しい運動により体温を上げてしまう行為
・飲酒によりアルコールを摂取することで体温を上げてしまう行為
・岩盤浴やサウナ等で体温を上昇させてしまう行為
・垢すりやマッサージで肌に摩擦を与えてしまう行為
などが該当してきます。