ここ最近、お手軽に脱毛ができると話題になってきた「ワックス脱毛」ですが、上記で挙げたどの脱毛方法よりも歴史は長いといわれており、なんと古代エジプトのクレオパトラの時代から行われていたと言われているのです。当時では砂糖と蜂蜜を混ぜたものを使用していたそうで、後程記述しますが現代で使用するワックスの原材料と同じなのです。
では「ワックス脱毛」と言うのはどのようにして脱毛を行う方法なのか解説していきます。
原理的な部分をざっくりと言いますと、ピンセットなどで毛を根元から引き抜くことと同じようなものになります。
なので「ニードル脱毛」、「レーザー脱毛」、「光脱毛」のように毛根部分の組織を破壊したり、ダメージを蓄積させて毛の再生率を下げ、永久的又は半永久的に脱毛効果を得るわけではありません。
あくまで一時的な脱毛になり、個人差はありますが数日から数週間経てばまた毛は生えてくるのです。
そこをまず理解しておいてください。
ワックス脱毛を受けるには、まず脱毛を行いたい部分を綺麗にし、水分もしっかりと除去します。これを怠るとワックスの粘着が悪くなり、綺麗に脱毛することが出来ないのです。
次にワックス脱毛専用に作られたワックス液を、脱毛を行いたい部分に塗ってから乾くまで待ちます。ここでは毛の流れに沿った形で塗るようにします。毛が絡まったりすることを防ぐためです。又、毛の根元にしっかり塗ることも大切です。塗布が完了したらその上から専用の脱毛ペーパーを張り付けます。
ワックスが固まったら毛の流れとは逆の方向へ一気に剥がします。毛の流れと逆方向に剥がすことで綺麗に毛を抜くことができます。
ワックス脱毛では、この剥がす作業の時に痛みを強く感じます。
これで脱毛は完了し、綺麗に抜けていれば数日から数週間は綺麗な状態が保たれるのです。
専用ワックスにも種類があり、松脂(ヤニ)をベースとした油性のワックスと、砂糖と蜂蜜をベースとした水性のワックスがあります。
2つを比較した場合、お肌のことを思うと水性のワックスを用いる方が良いとされています。油性のワックスでは成分に松脂(ヤニ)が含まれているため、アレルギー反応を起こしてしまう方がいたり、塗布する前には温めて柔らかくしないといけないことから、皮膚を火傷してしまうリスクも存在するからです。
さらに、油性のワックスではお肌への吸着力が非常に強い為、剥がした後はクレンジングを行う必要性があります。
それに比べて水性のワックスではオーガニックのものを使用するので、お肌に優しいという特徴があるのです。剥がした後も水洗いで残ったワックスを落とすことが出来ます。しかし粘着面では油性のワックスに劣るというデメリットもあります。
ここまではワックス脱毛も具体的な流れやワックスの特徴について解説させて頂きましたが、ではこの「ワックス脱毛」のメリットやデメリットについてはどのようなことが挙げられるのかを解説していきます。