脱毛後に赤みが出た場合、冷やした方がいいですか?
脱毛の施術を受けたあと、肌に赤みやほてりが出ることはめずらしくありません。特に初めての脱毛や、敏感肌の方は「これって大丈夫?」「冷やしたほうがいいの?」と不安に感じるものです。
結論から言うと、赤みが出た場合は冷やすことが非常に効果的です。ただし、やみくもに冷やせばいいというわけではなく、正しい冷却方法を知っておくことが重要です。
この記事では、脱毛後の赤みの原因や冷却の正しい方法、やってはいけないNG行動などをわかりやすく解説します。
なぜ脱毛後に赤みが出るのか?
脱毛は、毛の黒いメラニンに光やレーザーの熱を当てて毛根にダメージを与える施術です。この熱の影響で、皮膚に一時的な炎症反応が起こり、赤みやヒリヒリ感として現れることがあります。
特に赤みが出やすいのは以下のようなケースです:
- 施術出力が高めだった場合
- 元々肌が乾燥気味・敏感な方
- VIO・脇など皮膚が薄い部位
- 日焼け直後や肌が荒れているときの施術
この赤みは軽度の炎症であることが多く、通常は数時間~2日ほどで自然に治まるケースが大半です。
赤みが出たら冷やすべき?
はい、基本的には冷やすのがおすすめです。脱毛後の赤みやヒリヒリ感は、熱による炎症反応であるため、冷却することで熱を抑え、炎症を鎮める効果が期待できます。
冷やすことで:
- 赤みやかゆみがやわらぐ
- 肌への刺激を最小限に抑えられる
- 炎症が悪化するのを防げる
といった効果があります。
正しい冷やし方と注意点
冷却する際は、以下のポイントを意識すると安全かつ効果的です。
■ 保冷剤はタオルで包んで使う
保冷剤やアイスパックを直接肌に当てるのはNGです。冷たすぎる刺激が逆に肌を傷めてしまう可能性があるため、必ずタオルやガーゼでくるんでから当てましょう。
■ 1回10分を目安に、様子を見ながら
赤みが気になる部位に10分ほどを目安に冷却します。長時間当てすぎず、様子を見ながら1~2回に分けて冷やすと良いでしょう。
■ 清潔な状態で行う
冷やす際は、肌が清潔であることが重要です。施術直後の肌はデリケートなため、雑菌の付着で肌荒れやニキビにつながるリスクがあります。
赤み以外に注意すべき症状
赤みだけなら通常は問題ありませんが、以下のような症状がある場合は注意が必要です:
- 赤みが3日以上続く
- ブツブツ・膿・かゆみが強い
- 水ぶくれができている
- 痛みや熱感がどんどん強くなる
このような場合は一時的な炎症ではなく、肌トラブルの可能性もあるため、自己判断せずにサロンや皮膚科へ相談しましょう。
冷やす以外にできるケア方法
冷却以外にも、脱毛後の肌をいたわる方法があります。
- 保湿をしっかり行う:脱毛後は乾燥しやすいため、刺激の少ないローションやジェルで保湿
- 日焼けを避ける:紫外線は炎症を悪化させる原因に
- 刺激の強いケアは控える:ピーリングやスクラブ、熱いお風呂、飲酒などは翌日以降まで控えましょう
安心して脱毛を続けるために
脱毛は回数を重ねることで効果が実感できる施術ですが、肌トラブルを防ぐためにもアフターケアは非常に重要です。
赤みが出ても、慌てず正しく冷やすことでしっかりとケアができますし、次回の施術にも安心して臨むことができます。
サロンによってはアフターケアのアドバイスを丁寧に行ってくれるところも多いため、不安なことは遠慮なく相談しましょう。
まとめ:赤みが出たら冷却で落ち着かせよう
脱毛後の赤みは、ほとんどの場合一時的な炎症反応です。冷やすことで熱を抑え、肌を落ち着かせることができます。
ただし冷やし方には注意点もあり、正しい方法で優しくケアすることが大切です。万が一異常な症状が続く場合は、自己判断せずに早めの相談を。
安心して脱毛を続けるためにも、肌の声にしっかり耳を傾けて、丁寧に向き合っていきましょう。