聞き慣れない言葉だと思いますので、まず「光線過敏症」とはどのようなものなのかご説明致します。
「光線過敏症」とは日光等の光を浴びた場合に、皮膚に現れる皮膚炎の総称のことを言います。
光を浴びることにより発疹や水ぶくれ等の症状が現れる疾患なのです。太陽ほど強くない日常的な光でも何かしらの症状が現れる場合もあります。
体質的な部分で、生まれつき光に対して弱い方もいらっしゃれば、今までは何ともなかったのに突然光線過敏症になったという報告があったり、処方された内服薬や外用薬、または注射による投薬等でも発症したという報告もあります。
光線過敏症の中でも特に多いタイプのものをご紹介していきます
1) 日光アレルギー(紫外線アレルギー)
日光アレルギーとは太陽光(紫外線)を多量(微量でも反応が出る方もいらっしゃいます)に浴びた時に皮膚が過剰に反応してしまい、炎症を起こしてしまう症状のことを言います。別名では「日光性過敏症」や「日光性皮膚炎」とも呼ばれることがあります。