喫煙はやはり体に悪いのか?
タバコは体に有害だということは様々なメディアを通じてご存知のことかと思います。
しかしどのような要因から害となり得るのかという部分について詳しく知る方は少ないのではないでしょうか?
そもそもなぜタバコが体に悪いと言われるのか、その原因について解説していきます。
まずタバコに含まれている化学物質としては4000種類程度あると言われています。
その内、なんと200種類が有害物質で構成されているのです。
特に危険な有害物質として、以下に3種類をまとめます。
タール
一般的に「ヤニ」と呼ばれるもので、タバコを吸う部分(フィルター)からタバコを吸引すると茶色いものが付着します。
このタールには発ガン物質として有名なアミン類など数十種類の発ガン性物質を含んでいます。
ニコチン
ニコチンそのものに発ガン性は確認されていませんが、口から吸引し、体の中に入った後分解、代謝することで発ガン性物質が作り出される可能性があります。
さらにニコチンの恐ろしい所はその依存性にあるのです。
日本では法律によって禁止されているヘロインやコカインなどの麻薬よりも依存性が高いものとされています。
タバコを吸うことで、ニコチンと脳内にあるニコチン受容体とが引っ付き、ドーパミンと呼ばれる快感を味わうことのできる物質が分泌され、「タバコを吸うと落ち着く」と錯覚してしまうようになってしまうのです。
これを繰り返し行っていくことでタバコへの依存度が高くなってしまい、ニコチンが切れるとイライラしたり落ち着きがなくなってソワソワしたりといった禁断症状が出てしまいます。
一酸化炭素
一酸化炭素とは、炭素や炭素化合物が不完全燃焼を起こした時に発生する無味、無臭、無色の有毒な物質であり、タバコの煙の中に1~3%ほど含まれていると言われています。
血液は通常、ヘモグロビンという物質と酸素が結合し体中に酸素を供給していきますが、一酸化炭素は酸素以上にヘモグロビンと結びつきやすいという特徴を持っているので、喫煙中は酸素を体にしっかりと送ることが難しくなってしまうのです。
その為、よくタバコを吸われる方(ヘビースモーカー)は体が酸欠の状態に陥りやすく、赤血球が増えることから動脈硬化が進行しやすいなどの健康被害が予想されます。
以上の様に、タバコには数多くの有害物質が含まれておりそれを直接口から吸引することは言うまでもなく健康状態に悪影響を与えます。
タバコを吸うことで男性ホルモンが分泌される?
タバコは体に健康被害をもたらすだけではなく、ヒゲを濃くさせる原因にもなっています。
どういうことかというと、タバコを喫煙することにより体内に有害物質が取り込まれます。
有害物質が体内に入ってくると脳は体を守ろうとして男性ホルモンを分泌させます。
この男性ホルモンが分泌されることにより、ヒゲが濃くなってしまうのです。
また、有害物質が体内に入ることで体は有害物質の毒素を体外に逃がそうとします。
その際に体は毛穴を開いてそこから毒素を排出しようとするわけですが、毛穴が開くとそこに菌が侵入しやすくなる為、毛を太くして体を守ろうとします。
その結果、喫煙をすることでヒゲが濃くなる可能性が高くなるということに繋がるのです。
太くなってしまったヒゲに対しては「ヒゲ脱毛」を
普段から喫煙をされている方でヒゲが昔に比べてしっかしてきたと実感されている方は多くいらっしゃいます。
ヒゲが太くしっかりとしていると非常に剃毛し難く、剃毛時に肌を痛めてしまう恐れがあります。
そのような方にはヒゲ脱毛がおすすめです。
ヒゲ脱毛を行うことで強くなってしまったヒゲを剃毛する必要が無くなり、お肌の状態も改善されますが、一番良いのはやはり「禁煙」を行うことです。
喫煙は自分のみならず、受動喫煙(本人以外がタバコの副流煙で受動的に喫煙してしまうこと)でも体に悪影響を与えてしまいます。
長年喫煙を続けていらっしゃる方にとっては禁煙することは非常に難しいかもしれませんが、この記事をご覧下さった方が1人でも「禁煙」を行おうと思えるきっかけになって頂ければ幸いです。